2010/11 のアーカイブ

■ 神無月(かんなづき)/10月

神はネ(示)+申。申はいなびかりの象徴で、天の神の意味。

示を付して一般に神の意味を表す。(新漢語林より)

無は舞う人の形。舞の初文で、後に無に両足を外に向かって開く形で舛(セン)をつけた“舞”が舞楽の字となり、“無”は専ら有無の意として否定詞に用いる。

字は巫(フ)が袖を翻して舞う形で、もとは雨乞いをする舞雩(ブウ)をいう字であった。(白川静氏字統より)

また、神無月とは神無し月ともいわれ、俗に全国の神々がみな出雲大社に集まり、諸国から神がいなくなる月の意といわれる。

神無月

神無月

■ 霜月(しもつき)/11月
霜は雨+相。相は喪に通じ、失うの意味。万物をからし見失わせる“しも”の意味を表す。(新漢語林より)
霜月

霜月